我が家のファーストカーであるヴォクシー、経年車特有の症状であるヘッドライトレンズの劣化が進行してきました。
新車納車から約18年間はシャッター付ガレージに仕舞われていたので殆ど劣化が進行していなかったのですが、ガレージをバイク用としてからは屋外のカーポート保管となり、更にここ1年ほどはカーポート下からも追い出されて完全露天保管になっていたために、元々黄ばみやすいヘッドライトが猛烈な勢いで黄ばみ始めたわけです(余談ですが、2000年代前半頃のトヨタ車は軒並みヘッドライトレンズが猛烈に黄ばむようです。表面コーティングの選定がイマイチだったのでしょうか…)。
↑の写真は対処前のもので、特に直射日光がもろに当たるライトユニット上部の黄ばみが進行してきています。
ヘッドライト下側はそこまで劣化は進行してきていないものの、下側の側面部の隅の方はジワジワと劣化が始まってきています。
ヘッドライトレンズの表面の劣化を放って置くと、レンズ内面の劣化につながってしまいリペアが上手くいかなくなることも考えられるため、比較的軽症なうちに対処してしまうことにします。
対処方法としては以下の通りです。
- マスキング
- #2000番の耐水ペーパーで水研ぎ
- #4000番のフィニッシングペーパーで水研ぎ
- 一度マスキングを剥がして水洗いし、エアブロー後に再度マスキング
- 極細目のコンパウンド+ウールバフをつけたシングルアクションポリッシャで研磨
手順5まで完了後の写真。
素人でも一つ一つ様子を見ながら慎重にやれば、この程度のレベルまでは簡単に持っていけました(新品とまでは行きませんが、誰が見てもきれいと言ってもらえるレベルにはあると自負してます(笑))。
注意点としては、ポリッシャを当てるときは回転速度を遅くし、レンズ面を過熱させないようにバフを大きく動かすことでしょうか。
このままでは数ヶ月で真っ黄色に黄ばんでしまうので、コーティングなり塗装なりして表面を保護する必要があります。
ただ、塗装するとなるとマスキングが偉く大変になること(レンズ以外全部覆うくらいでないと塗装ミストがついてしまう)、ガラスコーティングでは年単位の耐久性が望めないことから、今回は過去に何回か使って実績のある↓を使うことにしました。
使い方としては以下の通りで、これも落ち着いてやれば失敗はないです。
- ヘッドライト表面を脱脂洗浄(今回はイソプロパノールを染み込ませたウエスで拭き取り)
- コーティング液と硬化剤を混合し、付属のガーゼに取って塗り込む
- 数分後、もう一度ガーゼにとって塗り込む
- 30分初期乾燥時間をとった後、マスキングを全部剥がして完了
- (指触乾燥まで24時間水濡れ厳禁、完全乾燥まで約1週間は洗車禁止)
全工程完了後の写真。
コーティング液が僅かに青色の着色がなされているのか、塗布するとほんの少し青みがかったようになり、新品の素材色のように仕上がります…が、写真ではバフ掛け後とイマイチ区別がつかない…(笑)
本当はこの車も屋根付きスペースで保管したいのですが…現状では難しいかな~。