山賊という名のファミリーカー

 超過走行スイフトの代替車として購入した家族車、ついに納車されました。

 

 今回購入したのは…スズキ・ソリオバンディットMV(2WD)です。

 …スイフトの代替としての用途(通勤及び近所への買い物)のみであれば、今回も同じようなコンパクトカーか何なら軽自動車を買えば良いのですが、当家のメインカーでもあるトヨタVOXYも22年落ち14万キロ超という状況であることを考慮し、

  1. VOXY運用終了後は当家のメインカーに昇格することを前提とする。
  2. 家族構成的に3列シート車はもはや不要で車体もできるだけコンパクトな方が良いが、後席ドアはスライド式が欲しい。

 となると、選択肢としてはソリオかトヨタ・ルーミー兄弟かの2択となってしまい、結果としては普段の付き合いの面もありソリオに決定となりました。

 

 今回も忘備録を兼ねてつらつらと書き残しておきます。

 

・外装

 カタログ写真ではかなりドギツい顔つきだが、実物は意外とそこまでエグみを感じない。一方でリアのデザインはかなりあっさり目で、前後のバランスとしてはどうなのかな?と思ったりもする。

 カラーリングは先日実施されたマイチェンで追加となった「キャラバンアイボリーパールメタリック/ガンメタリック2トーンルーフ」。ルーフが暗いトーンとなり長さを隠す効果が有るため、車体が引き締まって見えるのが良い。まぁ、同色の車を見たことがない位の不人気色だが…(笑)

 

・内装

 スイフトと比較するとかなり凸凹が強調されたデザインのインパネだが、小物収納スペースがとにかく多くて使いやすい。

 ドライビングポジションはスイフトと同様、良好とはいえない。

  1. ペダル基準で調整するとステアリングがやや遠く、ステアリング基準で調整するとペダルが窮屈になる点、ステアリングコラムにテレスコピック調整機構が無い点はスイフトと同様。但しソリオはスイフトよりもシート座面の角度設定が水平に近いようで、シート着座時の感触としてはスイフトより自然。
  2. ペダルレイアウトは、見ての通り結構左寄り気味になっている。特にアクセルペダルがスイフトと比べても左寄り気味となっているようで、意外と右足のスペースに限りがあるように感じる。

 フロントシートはサイドサポート部のウレタンが非常に柔らかい為、左右旋回時のサポート性は思ったより悪い。但し標準装備のシートヒーターは◎。ものすごく快適♪

 リヤシートは左右独立して前後スライド及びリクライニング可能。但しフロントシートと異なりシートのウレタンが非常に硬い設定となっている。多分チャイルドシート装着時のことを前提に考えているものと思う…が、意外と大人が長時間着座しても快適である(何ならフロントもこのくらいの硬さで良いのでは?)。

 

・ラゲッジスペース

 流石にリヤシートをセットした状態では大したスペースは得られないが、リヤシートを前にスライドしてやればそこそこのスペースを確保できる。

 分割可倒式のシートを前倒しとすれば、広くフラットなスペースが確保可能。流石にVOXY等のミニバンよりは狭いが、十二分なサイズを稼ぎ出すことができている。

 

・エンジン、ミッション

  K12C(1200cc)+小型モータ(3.1PS)に副変速機付CVTの組み合わせ。

 マイルドハイブリッド仕様であり、モータのアシストを体感することは殆どないが、アイドリングストップからの復帰は非常にスムーズで違和感がない。これは◎と思う。

 副変速機付CVTの癖なのか、アクセルペダルのストロークを一定とするとスルスルと車速が伸びていく為、メーター表示を見て思ったより車速が出ていてびっくりすることが何度かあった。MT車や多段AT車とはアクセルワークを少し変えるのが良いかもしれない。

 

・まとめ

  コンパクトで人にも財布にも優しいファミリーカー。なぜスズキはこんな家族思いの車に「Bandit(山賊)」なんて名付けたのか疑問に思うくらい、至極真っ当な作りの車と思う。